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保険診療での詰め物・かぶせ物治療について ①金属
虫歯の除去治療後、歯の状態に合わせて、詰め物・かぶせ物治療を行います。
保険診療では
詰め物には
①金属(12%Pdメタルインレー)
②プラスチック(コンポジットレジン充填)
③保険CAD/CAM インレー(※R4.4改定より保険適応 当院では現在準備中です)
かぶせ物には
1.金属(12%Pdクラウン)・硬質レジン前装冠(内面金属・表面硬質レジン 前歯適応)
2.保険CAD/CAM クラウン
3.金属(チタンクラウン) による治療が行われています。
★金属の詰め物・かぶせ物について★
歯科用金属として、詰め物やかぶせ物に保険適応されている金属は
12%パラジウム合金 / 純チタン(2種) の2種類があります
パラジウム合金には、金:12% パラジウム:20% 銀:48% 銅:17%が含まれています。
純チタンは、人工関節・人工歯根(インプラント)金属床等、幅広く応用されています。
パラジウム合金と違い、チタンは生体親和性に優れ、アレルギーリスクが低い金属になります。
★純チタンは、かぶせ物のみ(奥歯の6番・7番・8番のみ保険適応です)
【利点】
○保険適応である
○金属なので強度が強く、強い力がかかる部位にでも使用可能。
【欠点】
●審美的(見た目)問題
●装着して時間が経過すると金属成分の影響で、歯や歯ぐきの変色をおこす
●金属アレルギーなどを引き起こす可能性 (Pd>Ti チタンは低リスクと言われています)
●プラークがつきやすい(2次むし歯のリスク)
前歯では 硬質レジン前装冠 というかぶせ物があります
硬質レジン前装冠は、金属のフレーム(12%パラジウム合金)にレジンという高強度の白い樹脂(プラスチック)を張り付けて作られています。
【利点】
○保険適応である
○内部が金属なので強度がある。表面のレジンにて白い見た目
【欠点】
●装着して時間が経過すると金属成分の影響で、歯や歯ぐきの変色をおこす
●金属アレルギーなどを引き起こす可能性
●硬質レジン(プラスチック)の経年的な色調変化がある
●プラークがつきやすい(二次むし歯のリスク)
(※R4.4月より保険改定で、硬質レジン前装冠で内部金属にチタンが適応に入りました。当院では現在準備中です)
保険診療での詰め物・かぶせ物で、ご不明な点などあればお気軽にご相談下さい