IMPLANT インプラント

インプラントとは

インプラントとは、あごの骨に人工歯根(インプラント)を埋入し、その上に人工の歯を作製して咬み合わせを回復する歯科治療の一つです。

インプラントはチタンという整形外科での人工関節などでも応用されている素材を使用しているため、生体親和性が非常に高いものになります。

当院では、アストラテックインプラントシステム(デンツプライシロナ)を使用しています。世界の大学及び研究機関で基礎・臨床研究が行われ、多くの症例報告や論文が発表され、世界的に評価・信頼されているインプラントです。

インプラント治療は、ご自身の天然の歯に匹敵する、咬む機能を回復させることが可能な治療です。
良い面も多くありますが、治療における欠点もあると言うことを十分ご理解頂くことも大事です。
当院では、インプラント治療においても丁寧な診査・検査とカウンセリングを行っています。

治療の流れ

Flow01検査・診断・カウンセリング

口腔内検査、歯周検査、模型検査など各種検査を行います。また、持病でお薬を服用している場合は、主治医へ対診を行って全身状態のチェックも行います。

レントゲン検査、CT検査では、顎骨の状態・神経や血管の走行・上顎洞の状態を精密に診査します。

十分な診査・診断をもとに、費用・治療時間などの治療計画をたててお示し致します。カウンセリングを丁寧に行い、ご了承頂ければインプラント治療を進めていきます。

Flow02インプラント埋入手術

手術は局所麻酔を行い、顎骨にネジ型のチタン製インプラントを埋入していきます。インプラントが埋入された後、チタン製インプラントが骨と一体になる(オッセオインテグレーション)までしばらく(通常2~5カ月)治癒期間を設けなければなりません。


Flow03二次手術(アバットメントの装着)

インプラントと骨が一体化したと判断されたら、上部構造の作製に入ります。まず埋まっているインプラントの頭を歯肉より出す手術を行い、上部構造とつなぐアバットメントを装着します。


Flow04上部構造作製、装着

術後歯肉が落ち着いたら、上部構造作製のための型取りをします。上部構造の試適や調整を数回行い、最終研磨を施し、上部構造が完成します。
その後、治療部位に装着していきます。


Flow05メインテナンス

インプラントは装着して終わりではありません。インプラントを長持ちさせるには自分の歯と同じようにブラッシングによるプラークコントロールが必要です。装着後は、プラークコントロールのチェックとケア・かみ合せのチェックをなど、定期的にメインテナンスを行うことで、その効果を持続させていくことが重要です。

インプラント治療の前に大切なこと

むし歯・歯周病のある方
インプラントの前に、まず全体的な歯科治療を行いましょう。しっかりと治療を行ってむし歯、歯周病になりにくいお口の中の環境にする事が大事です。
喫煙される方
喫煙はインプラントへの感染リスクだけでなく、むし歯や歯周病、口腔内の病気のリスクが高くなります。
禁煙後が望ましいです。
定期的なチェックと口腔ケアに来院できない方
ご自身の大切な歯とインプラントを守るため、定期的なチェックと口腔ケアが欠かせません。
(転勤等などの事情がある場合は、一度ご相談下さい)
妊娠中・授乳中の方
顎骨成長期の方
手術治療になりますので、妊娠中、授乳中の方は・授乳期間が終わった後に検討してはいかがでしょうか。
また顎骨の成長中である年齢の場合、成長完了を待ってからになります。
全身疾患のある方
全身的なご病気がある場合にはかかりつけの医師と相談の上、治療を考える必要があります。
骨量が少ない方
骨造成が必要になる場合があります。難度の高い骨造成が必要な場合は、専門機関と連携が必要です。

インプラント治療への質問や、気になることなどがあればいつでもご相談下さい。

インプラント治療の注意点

  • 保険外治療のため費用がかかる
  • 手術後に、一時的な疼痛・腫脹・出血などのリスクがある
  • 外科手術が必要になるため、全身疾患がある場合行えない可能性もある
  • 定期的にメインテナンスを行わないと、インプラント周囲に感染・炎症が起き機能が落ちやすくなる

インプラントの料金

  • インプラント相談・カウンセリング無料
  • インプラント検査・診断料(模型・ステント・CT・レントゲン等)¥22,000(税込)
  • インプラント埋入手術(1歯)¥198,000(税込)
  • ※CT撮影 2回目以降¥11,000(税込)
  • 二次手術・アバットメント・上部構造(1歯)¥165,000~(税込)

インプラントを長持ちさせるには

自分の歯と同じようにブラッシングによるプラークコントロールと、かみ合せのチェックが必要です。天然歯を取り囲む歯肉の中のコラーゲン繊維はしっかり歯の表面に絡みつき、口の中の細胞が体の中に侵入するのを防いでくれます。それに対してインプラント周囲にはこのようなバリケードはなく、細菌感染を起こしやすいため(インプラント歯周炎を起こす可能性)、インプラント周囲及び、残存歯のプラークコントロールはとても重要です。そのため、定期的なメインテナンスで異常がないか確認することが必須です。

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